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2012年2月 2日 (木)

悲しい実態

今日、久々に小学校時代の恩師と電話で話をしたときのこと。

児童養護施設の園長先生をされている恩師から悲しい実態を聞きました。

施設に入所している子供の中には、親がいる子供もいるけれど、外泊をすることもなければ、子供の入園・入学の際に何かを贈ってくる親はほとんどいないと・・・

「施設に入れていても、親なら自分の子供のために、何か一つのものでもしてやりたい。そんな気持ちにはならないのかな?」思わずそうもらした私。

「悲しいけれど、そういう親はほとんどいないのよ」と寂しそうな先生の返事が返ってきました。

「まだ施設に入れてくれるだけいいのよ。中には子供を施設に入れてしまうと、子供手当だったり扶養控除だったりを受けられなくなるので、子供を施設に入れず、かと言って子供の世話をきちんとするわけでもなく、ただ家に住まわせているだけの親も多いから」と続ける先生。

「私なら、万が一何かの理由で子供を施設に預けざるを得ない状況になったら、やっぱり子供のことが気になるから、子供に何か買ってやりたい、たまには子供を遊びに連れて行ってやりたい、そういう気持ちでいてもたってもいられないと思う」と言うと、「そういう親はね、どんなことがあっても、絶対に子供を離さないし離せないよ。それが普通なんだけどね。だからどんなにしんどくても、子育てができるのよ」と先生。

10ヶ月、自分のお腹の中で大切に大切に育てて、みんなに待ち望まれて生まれてくるはずの子供。

そうではない子供がいることも信じたくないけれど、事実。

「うちの子供って恵まれてる・・・」って思うけど、私自身も両親に大切に育ててもらい、決して裕福な家庭ではなかったけれど、恵まれた環境で育ててもらいました。

子供の節目、節目にはいろんなものを揃え準備するのも、親にとっては楽しみの一つ。

お金がかかって大変なことも事実だけど、何より子供がまた新しい世界に一歩踏み出すと思うと、大変さよりも喜びの方が勝ってしまう・・・

「施設の子はね、きっとそういう愛情を求めていると思う。手作りのものを持って・・・とか、そういう経験ってまずできないもの」と先生。

そういえば、うちには我が子に作った手作り品の残りの布がたくさんあります。

最近は、ママ友に頼まれて入園・入学グッズを作ることもあり、残り布をいただくことが多いので、その分まで・・・

きっとこの先何かに使えるはずと思って、取ってある残りの材料。

そうだ!!これで、施設の子にも手作りの愛情をお裾分けしてみよう!!と思い立ち、先生にお伺いしてみました。

すると「それは喜ぶよ!!何よりのプレゼントになる。子供たちの日用品そのものが不足しててね。みんなに満足に与えてあげることがなかなかできなくて・・・」と先生。

と言うわけで、残りの材料だけどいろいろと作ってプレゼントしてみようと思い、今日から早速取りかかっています。

もうすぐ春なので、少しでも早く届けてあげられるよう、頑張ります。

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コメント

そういう話を聞くたびに、本当に胸が痛みます。
今は虐待・ネグレクトもそうですが、優しい虐待(過干渉・過剰期待)などもあるそうです。
私達が生まれ育った昭和40年代は、子育ても自然で、親子の関係も全体的には良好だったと思います。
シングルのご家庭も、クラスに1人2人居るか居ないかでした。
離婚に関してはご本人にしかわからない事情があると思うので一概には言えませんが、
子どもにとって親の離婚は、やはり辛いものがあるのではないかと思います。

子どもは人類の宝でないといけないと思います。
社会全体で、そう言った施設の子ども達を支援する仕組みを、もっと作らないといけないと思います。

私達は私達に出来ることでいいので、大きさや内容に関わらず、何か出来ればと私も考えています。

私たちが子供の頃に比べれば、シングルのご家庭も増えましたよね。
時代の流れか、いろいろ家庭環境も変化してきていると思います。
昔は片親だということを恥ずかしいと思う雰囲気もあったように思いますが、今ではそんな雰囲気もかなり薄れてきているような気がします。

地方で育った私。
よく恩師が「こっちに来ることがあったら、ぜひご家族で来てよ」とおっしゃってくれていましたが・・・
恩師には会いたいけれど、児童養護施設に私が家族で行くと、かえって施設の子供たちに悲しい思いをさせるのではないか?と躊躇していた部分もあります。
その気持ちを話すと「そうなのよ。やはりね、親がいて施設に入っていて、親のところに外泊で出かける子を見ている他の子が寂しそうで・・・」と恩師は話していました。

親の都合で犠牲になっている子供たち。
本当に何とかならないものかな?と思いますが・・・

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